こんばんは。塾長の古藤です。

 

夏休みでしっかりと勉強グセがついた

(であろう)中3生は2学期も意識高く

学習に来ています(ヨシヨシ ^^ )

今週末が体育祭の学校は

練習と準備に忙しそうですが、

1学期に体育祭を終えている学校は

ガンガン授業が進んでいますね。

 

中3の2学期からの学習も

重要単元だらけなので、

1、2年の復習もやりつつ

毎日の授業を大切にしましょう^^

 

ということで、

夏期講習が終わった私は

すこーし時間が出来たので、

今年の佐賀県立高校入試国語の

出典小説を読んでみました。

 

 

 

 

 

 

今年は高校野球部がテーマのものでしたが、

2013年(特色)…「エイジ」重松 清

2014年(一般)…「ガールズ・ブルー」あさのあつこ

2015年(特色)…「クラスメイツ<後期>」森 絵都

2015年(一般)…「ダッシュ!」村上しいこ

というように、

中学、あるいは高校の部活動や

思春期の人間関係の葛藤や心情の変化を

書いた作品が多く見られます。

 

今年の入試当日、

初日の試験を終えた塾生が嬉しそうに

「先生、国語できましたよ!」

と試験問題を持ってきました。

その出典小説が先ほどの

ピンチランナー」須賀しのぶ

(雲は湧き、光あふれて)で、

その生徒は野球部だったので

比較的読みやすかったのかなと思います。

もちろん、野球を知っているかどうかで

解答に影響が出るような出題ではありませんが。

本人が親しみやすいテーマという点で。

国語が苦手な生徒でしたが、

のちほど確認すると

この大問3の小説は

ほぼ満点を取れているようでした。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

読んでみると

私も経験者なのでその情景が

どんどん頭の奥に描かれていきます。

塁に出たときのコーチャーとのやりとりや

試合後の反省会、

監督からコンバートの指示。

野球の場面だけでなく、

部活後の帰宅途中で

友人と一緒に買い食いしたり

レギュラー争いで気まずくなったり、、、

なんだか当時を思い出しますね ^^

 

こうやって活字からその情景を

思い描くのが楽しいわけで、

作品中の登場人物の顔や

木魚と揶揄される

監督の特徴的な頭の形や

いつも寄り道する公園、

沸き立つ球場の雰囲気など

読み手が文字から想像して

作り上げる世界があります。

 

 

 

 

 

 

 

 

このように読書を通じて

様々な表現を覚えたり

登場人物の心情を読み取ったり

する力がついていきます。

 

国語が苦手な生徒は

やはり読書量が少なく

語彙力が乏しいです。

言葉の意味がわからなければ

文章を読んでもその内容を

頭の中にイメージすることができません。

文章に表現してある言葉から

具体的に場面や情景として

頭に思い描くことが出来ないから

内容も入ってこないのです。

 

例えば、今年の入試問題に

『文中の「へんなもやもや」と

同じ内容を表している表現を

本文中から十五字程度で抜き出しなさい』

という設問がありました。

この解答は

「胸の中でくすぶっていた違和感」

だったのですが、

文中には他にそれらしい表現も見当たらず、

「もやもや」「くすぶる」「違和感」

という言葉・表現を捉えられれば

正答は容易な問題なのですが、

この設問の正答率は

46%と発表されています。

これは国語の全23設問中、

3番目に低い正答率でした。

(国語全体の平均正答率69.6%)

 

仮に、自分で探して抜き出し、

ではなく、選択問題で答えを選べたのであれば

もっと正答率は上がったかもしれませんが、

実に半数以上の高校受験生が

「もやもや」「くすぶる」「違和感」の

語彙を読み取れていなかったということです。

 

語彙を増やすには読書が一番です。

中学生の日常会話から

「最近くすぶってるんだよなー」

なんてなかなか言わないでしょう ^^ゞ

ユーチューブでおもしろ動画ばかり

見ていても語彙力は一向に上がりません。

 

まずは、自分と同じ部活や

興味があるテーマの小説を

読んでみるといいかもしれませんね。

中学生や高校生の学校生活や

部活を書かれているので

情景を描きやすく、

登場人物の心情も捉えやすいでしょう。

 

入試のため、というわけではなく、

読書機会の少ない中学生でも

読みやすい「読み物」として、

読書の導入によいのかなと思います。

参考:部活小説リスト

 

まさに同世代の藤井聡太四段が

大変話題になったので、

将棋ボーイズ」小山田桐子

なんか面白そうですね^^